2020年4月1日 エイプリルフール 発表
皆様、お待たせいたしました。
長年、「紅茶の本書いてよ。」「紅茶の本書いたら買うよ。」「オーナーの書いた本読みたい。」と言われ続けていたのですが、やっと本を書いてほしいという出版社が現れ、紅茶の抽出に関する本を書かせていただきました。
これは私が長年研究してきた「紅茶はどうして淹れたら美味しくなるのか? そしてそれは何故なのか?」という事を実験結果を踏まえ詳細に解説した本です。
出版元はオックスフォード大学出版部で、現在、イギリスのオックスフォード大学内の書店のみで販売されています。
なお、当然ですが、使用言語は英語です。
そのきっかけは、昨年、2019年7月5日(金) パシフィコ横浜「CafeRes Japan 2019」会場内「International Tea Show」にて行われた「日本紅茶協会認定 おいしい紅茶の店 チャンピオンシップ2019」でした。
同時開催の「Tokyo Cafe Show」「Pizza &Pasta Show」「CafeRes Japan」「Japan Bakery Show」の視察に来ていたオックスフォード大学 サイード ビジネススクール クッキングクラスの責任者 Ocher Gasky Desay氏は紅茶の国イギリスを代表し、たまたま見かけた「日本紅茶協会認定 おいしい紅茶の店 チャンピオンシップ2019」に興味を持ち、観戦されていたのです。
Saïd Business School Cooking classes, University of Oxford
すると、弊社の代表取締役が常識外れな紅茶の淹れ方をして優勝してしまったでは有りませんか!
それに興味を持ち、弊社代表のブログやメールマガジンを探し出し、その斬新な手法、科学的根拠に興味を持ち、弊社にコンタクトしてきてくれたのです。
「We’d like to invite you as the professor of the Said Business School Cooking classes.」
なんと、オックスフォード大学 サイード ビジネススクール クッキングクラスの教授として迎え入れたいというのです。
「もし来てくれるのなら、もちろん宿舎も用意します。当然、数人のメイドもいます。」「あなたはオープンカーが好きで、クラシックカーフェスタの実行委員もしていると聞きました。どうです。なんなら、1930年製のAustin 7 Ulster 2-Seater Sports も準備させていただきますが。」
弊社代表は後日このように申しておりました。
「メイドは別にいらないが、1930年製のAustin 7 Ulster 2-Seater Sports にはさすがにくらくら来た。私も60代後半だし、余生をオックスフォードで好きな紅茶の研究しながら暮らすのもいいかと、渡航費用の捻出計画まで作ったんだが、何とか踏みとどまった。」
渡航費用を含め、様々検討させていただきましたが、やはり毎日来店していただけるお客様のお顔を思い出し、オックスフォード大学 サイード ビジネススクール クッキングクラスの教授のお話はお断りさせていただきました。
すると、「ではせめて、私どもオックスフォード大学 サイード ビジネススクール クッキングクラスのために、紅茶の抽出方法についての教科書を執筆していただけないか。」とのご提案が有ったのです。
これにも「そんなこと言われても、私の英語はCTC(Crash , Tear and Cut)で、潰して引っ掻いて切り刻んだ英語だから英語の本など書けません!」と一旦はお断りしたのですが、Ocher Gasky Desay氏は、「私は、お茶が好きでっせぇ。」「私もお茶の事にはある程度詳しい。翻訳は私が担当するので日本語で書いていただければ結構です。」と。
「しかし、オックスフォード大学の教科書ともなればしっかりとしたエビデンスが必要でしょう?」と聞くと、「私の大学はたくさんの研究所を持っています。」「全てのエビデンスを取る事が可能です。」「その内容にはオックスフォード大学を上げてエビデンスを取りますから、そのエビデンスを元に書いていただければ結構です。」と、退路を断たれてしまいました。
という事で仕方なく(ウハウハ喜んで?)書き上げたのが本書です。
内容は以下のような章立てとなっています。
Chapter 1 What’s the tea?
Chapter 2 Right common sense of tea.
Chapter 3 New extracting method of tea.
Chapter 4 Influence to the taste of the tea goods.
Chapter 5 About the water which makes good tea.
Chapter 6 The kind of milk and its importance.
Chapter 7 Iced tea.
Chapter 8 The kind of tea and the most suitable selecting method.
Chapter 9 Trivia of tea.
Chapter 10 Tea and health.
本書の内容はオックスフォード大学の協力により、科学的なデータに基づいた画期的な内容であり、過去100年近く進化しなかった紅茶の抽出方法に革命をもたらすものと思っております。
FAQ よくある質問
Q:表装が1935年にアメリカのWilliam H. Ukers が書いた『ALL ABOUT TEA』にそっくりなんですが。
A:えっ! はぁ .....?
ほんとですねぇ。
85年も前にそっくりなデザインを思いつく人がいるなんて、ほんと、奇遇です。
Q:買いたくて探したんですが、日本のアマゾンはもちろん、イギリスのアマゾンにも売っていませんでした。
A:本書は基本的にオックスフォード大学 サイード ビジネススクール クッキングクラスの教科書として書かれた本ですから、今現在はオックスフォード大学内の書店でしか取り扱っておりません。
今現在、購入に学生証の提示は求めていませんのでどなたでも購入は可能です。
もし購入御希望で有れば、オックスフォード大学内の書店までお出かけいただいたうえでお求めください。
Q:日本語版の出版予定は有りますか?
A:日本語版の出版予定はございません。
オックスフォード大学は日本事務所持っておりますが、留学の窓口機能が主な業務であり学舎を持っておりませんので日本での講義はございません。
本書は基本的にオックスフォード大学 サイード ビジネススクール クッキングクラスの教科書として書かれた本ですから、日本での講義が無ければ日本語版の必要が有りません。もし、日本での講義が行われるようになったとしても日本語でなく、講義は英語で行われるでしょう。
当然本書も英語版が使われますので、日本版の出版予定はございません。
Q:この本の日本語版が出ない事はよくわかりましたが、他の出版社からの話とかは無いんでしょうか。
例えば講談社とか、中央公論とか角川書店とか。
A:一切ございません!
誰か、コネ持ってる人、いないでしょうかねぇ。^^;;
2020年4月1日 エイプリルフール