研究開発

美味しさの追求

リンアンは紅茶の美味しさを追及します。
「紅茶を淹れるのは難しい。」そう思っていらっしゃいませんか?
確かにちょっとした淹れ方の違いで紅茶の美味しさは全く違ってきます。
でも、リンアンにとってはそれはおかしな事にも、不思議なことにも思えません。
「なぜ味が変わってしまうのか?」
それにはちゃんとした理由が有るはずです。

リンアンの紅茶の美味しさの追求は、1998年の開業前から始まりました。
Niftyserve の茶の文化フォーラムFTEAでの「同時多発的紅茶の実験オフ」では、同じ紅茶を全国のオフ会場に配送し、エビアンと現地の水道水での飲み比べを行い、硬水と軟水の美味しさの違いを各地から報告していただき、その後の実験オフでは各地から持参していただいた水道水での紅茶の飲み比べ。
kannouそこから発展した Liyn-an Tea Club では、お客様に集まっていただき、様々な条件で紅茶を淹れ比べ、その美味しさを比較してきました。

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日本茶業技術協会での研究発表

それらのデータをより正確に、より科学的に検証するため、2006年には、愛知県産業技術研究所 食品工業技術センター(現あいち産業科学技術総合センター 食品工業技術センター)と共同研究を開始、その結果は2010年10月に開催された第4回国際O-CHA学術会議と共催の日本茶業技術協会(現:日本茶業学会)の研究発表会で、『紅茶抽出条件の違いが官能特性に及ぼす影響』として発表させていただきました。
この研究の後は、8年にわたり、紅茶の保存方法の違いによる品質の変化の研究を行っています。

shibumi科学面だけでなく、紅茶の文化、歴史についても、18世紀、19世紀の紅茶の関係する原書の収集を行い、今までに知られていない紅茶の歴史の真実を明らかにしてきました。

これらの研究成果は、全て皆様の一杯の紅茶を美味しくするために役立っています。