「栗より美味い十三里半」という言葉、聞いた事が有りますでしょうか?
これは、「さつまいもは栗より美味しい。」という意味の言葉なのです。
江戸時代、さつまいもの産地の川越は、川越街道で日本橋から十三里半。これを、9+4=13 という事で、「九里(栗) 四里(より)うまい十三里半」と称され、川越のさつまいもはその美味しさで有名だったとか。
栗に似た味わいで、栗より美味しいかもというさつまいもを使った「さつまいものミルリトン」が10月のお菓子です。
(10月1日まではパンプキンパイ、さつまいものミルリトンは、10月4日~29日)
実はさつまいもの旬は、秋の中でも、10月が一番の旬なんですね。
その旬のさつまいもを使って、ミルリトンを焼かせていただきます。
ミルリトンというのは、北フランスのアミアンやルーアンに伝わる伝統のケーキです。
タルト生地にアーモンドソースを入れ、粉糖をかけて焼き上げます。
リンアンのミルリトンは、粉糖を薄くかけて焼くルーアン風ミルリトン。
そして今回は、旬のさつまいもがたっぷり入ります。
サツマイモをカラメル煮すると、なんと、栗としか思えない美味しさになるんですよ。
栗より美味しいさつまいものお菓子です。