令和最初の月のケーキは「パンドジェーヌ」。
ほとんどアーモンドで出来ていると言ってもいいくらいアーモンドたっぷりのケーキです。
「パンドジェーヌ」というのは、イタリアのジェノバに由来する名前で、「ジェノバのパン」を意味します。
1800年、ジェノバを支配していたフランス軍は、オーストリア軍に包囲され、ナポレオンの援軍を待つのですが、食料の乏しい中、50トンのアーモンドを焼いて食べたところからその名前が付きました。
ただ、実際にそのレシピが作られたのは、1855年にパリ・サントノレ通りにあるシブーストの店でのことだそうです。
軽くしっとりしたシンプルなお菓子だけに、紅茶の美味しさをより深めてくれるお菓子です。