11月と12月は恒例で週替わりのリンゴのお菓子達です。
使うリンゴはもちろんヨーロッパで主流のグラニースミス。
グラニースミス (英語:Granny Smith) は1868年にオーストラリアで、マリア・アン・スミスおばあちゃんが発見した青リンゴです。
Wikipedia グラニースミス
料理用のリンゴは何と言ってもグラニースミスかブラムリーですね。
ブラムリーはイギリス原産の青りんごで収穫時期が8月、夏のリンゴです。
という事で、この時期のリンゴのお菓子ならグラニースミス一択です。
日本でクッキングアップルと言えば 紅玉 ですが、紅玉ほど強い酸味でなく、ちょうど良い酸味の青りんご、と言えばいいのでしょうか。
リンアンでも始めは紅玉を使っていたのですが、この青りんごを知ってからグラニースミスだけになりました。
もう紅玉へは戻れない。
そんな青りんご「グラニースミス」を使ったお菓子達。
今年はこんな予定でお出しします。
アップルパイ 11月1~3日、12月4~8日
これはもう定番ですね。
ジューシーなグラニースミスと美味しいパイ生地をたっぷり味わってください。
カルバドスソースのタルト 11月6~10日
基本的にリンゴを使ったクラフティータルトなのですが、使ってい
るブランデーがフランス・カルバドスで作られている「カルバドス」
というリンゴのブランデーなんですね。
使っているお酒までリンゴにこだわった一品です。
タルトタタン 11月13~17日、12月18~22日
タルトタタンは、そのまま焼きリンゴといった感じで、パイ生地の上に乗って出てきます。フランス・ロワールにあるタタンホテルのタタン姉妹が炒め過ぎてしまったリンゴをフライパンのままオーブンに入れて出来上がったという説が有りますが、真偽のほどはいかがでしょう。
アップルシュトゥルーデル 11月20~24日、12月11~15日
シュトゥルーデルは、ドイツやオーストリアの辺りのお菓子で、薄~く、薄~く透き通るくらいに伸ばした生地で、フィリングを巻いて焼いたお菓子。巻くのはやっぱりグラニースミス。
ウイーン名物はリンゴのシュトゥルーデル。日本で食べられるお店が非常に少ないお菓子です。
キャラメル林檎のミルリトン 11月27日~12月1日
ミルリトンというのは、タルト生地にアーモンドソースを入れ、焼き上げる北フランスのアミアンやルーアンに伝わる伝統のケーキです。リンアンのミルリトンは、粉糖を薄くかけて焼くルーアン風ミルリトン。カラメリゼした表面がアクセントになってグラニースミスの美味しい酸味を引き立てます。
ショーソンポム 12月25~29日
正しく言うと、ショーソン・オ・ポム(Chausson aux pommes)。ショーソンというのはフランス語で靴とか、靴下の事。普通のパイとは生地の成型方法が違って、破れた靴下に見える事からこの名前だそうです。リンアンケーキ部長のお勧めがこのパイ。なぜかと言えば美味しいパイ生地がしっかり味わえるんですよ。