テアニン
テアニンはお茶の木が持つアミノ酸のひとつで、日本茶の旨味成分はこのテアニンによるところが大きい。
テアニンは茶の木のほかはニセイロガワリというキノコにしか見つかっていないほど、お茶に特有の成分です。
近年中部大学の横越英彦教授らの研究によりこのテアニンが脳の働きを活性化させるなどの効果が分かってきており、健康食品の分野などでも注目を集めるようになってきています。
お茶の持つ窒素分の多くはこのテアニンとして存在し、光が当たることによってテアニンはカテキンへ変わっていきます。
日本茶はこのテアニンの旨味を重視するため窒素系の肥料を多く使いますが、紅茶の場合このテアニンの旨味よりカテキンの渋みが重視されるため、窒素系の肥料を施しすぎると味のバランスを崩し美味しい紅茶を生産することが出来なくなります。
という事で、テアニンは緑茶に、特に日本茶に多く、紅茶には含まれているものの、多くはありません。