紅茶の実験室 ☆ Liyn-an TEA CLUB

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クロテッドクリームの作り方 実験

実験日 2005年11月24〜25日

 蒜山酪農さんジャージー種・ノンホモジナイズド(無均質)牛乳で、昔ながらの作り方でクロテッドクリームを作ってみました。

蒜山酪農ジャージー無均質牛乳


これが蒜山酪農さんのジャージー種の牛から搾乳したノンホモジナイズド(無均質化)の牛乳です。  
今回は900ml3本を使いました。

蒜山酪農協同組合
作ってみたい方はこちらで購入できます。

生クリームがこんなに


乳脂肪分を均一に混ぜ込むための『ホモジナイズド』がされていない(無均質)のため、数日置くと乳脂肪分が分離して浮いてきます。
今回の牛乳は生産時から2日たっているのですが、乳脂肪分が分離している物はこんなにもクリームが固まっています。
これが美味しいんです。

ビンにも生クリームが


ほら、ビンにもこんなにクリームが固まって付いています。
もったいないですから、よく振ってクリームを残らずボールに入れましょう。

ノンホモジナイズド牛乳を広口の容器に入れて一晩静置


広口の容器に移し、常温で一晩放置します。
今回はステンレスボールを使いました。




一晩置いておくだけで、こんなにクリームが表面に厚く固まります。
もう、これだけでも充分美味しそう。

この色こそ 正に、『クリーム色』。

湯煎で2時間加熱します


沸騰しないように、湯煎にして2時間加熱します。
今回は量が多かったので、ジャム専用の銅の大鍋を使いました。

加熱温度は90℃


加熱温度は90℃。
今回は92℃くらいまで温度が上がってしまいました。
もう少し低い温度の方がよさそうです。
2時間加熱後は冷めるまでまた静置します。

翌朝にはこんなにクロテッドクリームが


一晩置いて翌朝には、こんなにもクリームが固まっていました。

ただ、乳蛋白も一緒に固まってしまった感じです。

クロテッドクリームをすくい取る


浮かんだクロテッドクリームをすくい取り、ザルで漉します。

残ったクリームをかき混ぜて均質化して、自家製クロテッドクリーム」の完成です。


今回は、900ml×3本 のノンホモ・ジャージー牛乳から、116gのクロテッドクリームを作ることが出来ました。

ただ作ることだけは出来たのですが、市販のクロテッドクリームのように滑らかなクロテッドクリームにはなりませんでした。
長時間加熱によってタンパク質が固まり、乳脂肪分の滑らかさが失われている感じがします。

最初に放置した翌日の上に浮かんだクリームの方が美味しいように感じました。
今現在量産されているクロテッドクリームは、加熱でなく機械的に乳脂肪分を分離して、クリーミーさを保っているような気がします。
因みに、コーヒーフィーフィルターを使い、全く非加熱で作ってみる試作方法も有るようです。
http://www.foodnetwork.com/food/recipes/recipe/0,1977,FOOD_9936_19402,00.html 
 

せっかくのジャージー牛乳ですので、クロテッドクリームをすくい取った残りの牛乳を飲んでみました。
非常に美味しいスキムミルクの味です。

SKIMED(すくい取った) MILK(ミルク) というのは、まさにクロテッドクリームをすくい取った後に残るミルクのことだったんですね。妙に納得できました。

ところで、スキムミルクで「美味しい」という表現も違和感のある表現なのですが、カロチンが多く含まれるジャージー牛乳の独特の美味しさが、スキムミルクになってもしっかり残っています。
いや、残っているというより、その美味しさが濃くなっている感じさえします。

イギリスの様々な料理のレシピを見ると、スキムミルクがいろんなところで使われています。
日本ではダイエット料理ならいざ知らず、その他にスキムミルクを使うことは殆ど無いと思うのですが、イギリスでは日常的に、と言っていいほどスキムミルクが使われているのは、こういう美味しいスキムミルクが有るからなんですね。