2005/11/24
フランクパターソンの世界の中のティールーム
20世紀初頭のイギリスの画家、フランクパターソンのイラストから、ティールームの有る風景を抜き出してみました。 クリックすると画像が大きくなります。
それぞれの画像をクリックすると、画像が大きくなります。
20世紀初頭のイギリスの画家、 フランク パターソン をご存じで
しょうか。
彼は、家具の本で挿絵を描いていた後、イギリス各地を自転車で旅
行し、非常に多くのイラストを残しています。
参考:http://www.frankpatterson.co.uk/
彼のイラストは、多くのサイクルツーリストを魅了してきました。
そして、私もその魅了された1人です。
その彼の残した数多くのイラストには、多くのティールームも描か
れています。そしてそれは20世紀前半のティールームの、貴重な
資料でもあると思うのです。
そこで、彼のイラストから当時のティールームの様子を、何枚か紹
介させていただきました
これらのイラストに共通する「物」にお気づきでしょうか?
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きっと気づいていらっしゃいますよね。
そうです。
これらのイラストに共通するのは、「TEAS」の看板。
どんな習慣からか、この頃のティールームの多くに「TEAS」の
看板がかかっているのです。
今でもこの看板を掲げるティールームが有るそうですが、私が紅茶
屋を始めることなど夢にも思っていなかった頃から、何故かこの
「TEAS」の看板が気にかかっていました。
だからこそ、紅茶の店を始めるときに「TEASの看板を出そう」
と決めたのです。
それが店名の「 TEAS Liyn-an 」のうちの「TEAS」なんですね。
でも、おかしいと思いませんか?
中学時代を思い出してみましょう。
私も苦手だった英語の授業で「物質名詞」って有りませんでしたか?
水やミルクやお茶などは、1杯分でもお茶はお茶、2杯分でもお茶
はお茶、同じ物質です。
こういう単語を「物質名詞」といって、個数を数えることが出来な
い名詞、「不可算名詞」の1つです。
元々数えることが出来ませんから、当然、複数形が有りません。
だから2杯の紅茶でも、
○ Two cup of tea
× Two cup of teas
であり、teas は間違いなのです。
なのに、何故、「TEAS」なのでしょうか?
実は同じ単語でも、使い方によって数えることが出来る「可算名詞」
になるのです。
例えば、「ダージリンと、アッサムと、ディンブラに、キームン。」
こう言えば、4種類の紅茶ですよね。
全て別の紅茶ですから、数えることが出来ます。つまり「可算名詞」
ですから、種類の違う何種類かの紅茶をいう場合には、「teas」が
正しいのです。
つまり、パターソンのイラストに描かれたティールームは、
「私のティールームは数種類の紅茶を準備しているのよ」
と、言いたいのでしょうね。
また、未検証なんですが、このサインボードは営業中のしるしでも
あると聞いたことが有ります。
開店の準備が出来ると「TEAS」の看板を出すのだそうです。
こちらはさしずめ、
「さぁ何種類かのお茶が、準備出来てましてよ。」
という心意気でしょうか。
という事で、TEAS Liyn-an の 「TEAS」は、「Tea's :お茶の」では
無く、あくまでも複数形の「TEAS」なのです。
リンアンでは、お休みでもかかっていますが、「何種類ものお茶を
揃えて貴方をお待ちしていますよ。」という自負を持って、今日も
「TEAS」の文字の書かれた看板を掲げています。
http://liyn-an.com/rose/2004/
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