TITLE: Liyn-an TEA TIMES No.177インド茶業の始まりErrors-To: mag2from@rabbit.tegami.com
DATE : 2004-10-20 10:40:58
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|Ooo.....oooO☆ 紅 茶 通 信 ☆Oooo.....ooO|
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| Liyn−an TEA TIMES No.177 |
| by TEAS Liyn-an 発行 2004/10/20 |
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| ◆ お茶コラム:インド茶業の始まり ◆ |
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| ◆ 11月1日は『 紅茶の日 』===> スコーン食べ放題! ◆ |
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| ◆ タルトタタン教室 11月8日 参加者 追加募集中 ◆ |
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| ◆ Liyn-an Tea Club 参加者募集 10/25 紅茶とケーキの相性◆ |
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| ◆ お茶コラム:インド茶業の始まり ◆ |
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『インド茶業の始まり』. . ...。というよりも、
『イギリス帝国紅茶の始まり』
と言った方が、今回のお話は正しいでしょうね。
アジア、特に中国では紀元前から飲まれているお茶も、ヨーロッパ
に渡ったのはそんなに遠い昔では有りません。と言っても数百年前
なんですが。
それがいつだったのか?
一般に言われているのは、1609年、オランダの東インド会社が、
日本の平戸と、中国からのお茶を積んで翌1610年にオランダへ
持ち帰ったのが、記録に残る最初のヨーロッパのお茶です。
時代背景からいって、日本から持っていったのは、抹茶に違い有り
ません。ただ、石臼で挽く前の「碾茶:てんちゃ」だったのでは?
なんて、想像するだけでも楽しいです。
記録として残っているのはこのお茶ですが、ヨーロッパ人が最初に
お茶を飲んだのは1516年マカオに来たポルトガル人が最初だと
言われています。
でも、中国に来た最初のポルトガル人は、1513年、ジョルジェ
・アルバレスなんだけど...。アルバレスはお茶に出会わなかったん
だろうか? なんて考えたり。^^;
更にその200年ちょっと前に、マルコポーロが東方見聞録を著し
ます。この頃ベネチアの商人たちは、シルクロードを通り、盛んに
中国に行って貿易をしていました。
彼らは、商品としてのお茶を持って帰ったことは無かったようです
が。お土産にお茶を持って帰ることは有ったでしょうね。きっと。
というように、ヨーロッパへ最初にもたらされたお茶は、いつの時
代のどんなお茶かは、判りません。
でも、商品としてのお茶は、オランダの東インド会社が最初に持ち
込み、イギリスへも当初はオランダ経由のお茶が多かったようです。
上流社会の女性中心のお茶の文化も、最初はオランダで育まれたも
ののようです。
では、イギリスへお茶が持ち込まれる以前、イギリス人は何を飲ん
でいたのか?
この答えは、ビールの一種の「エール」だったそうです。
エールというのは、ポップを使わないビールと考えて頂ければいい
ですね。
今でもイギリスには、非常に多くのエールがありますが、麦芽を育
ててエールを作るのは、主婦の大事な役目だったそうです。
当時は、大人から子どもまで、皆、朝からエールを飲んでいたよう
です。
水を飲むにも、イングランドは硬水の地域(スコットランドは軟水の
地域が多い)で、そのまま飲んでも美味しくありません。でも、それ
をお茶にすると美味しく飲める。
1800年代前半、イギリスは産業革命の真っ最中。
そんな時代に朝からアルコール飲料のエール。当然、生産性は上が
りません。ということで、お茶が奨励されました。
そんな事情もあって、お茶はイギリス人の日常生活にとって、欠か
せない物となって行きました。
でも、お茶は中国の物。
イギリス人は輸入するしか有りません。
ところが中国は「うちは何でもあるから、イギリスから輸入する物
なんて無いよ」ということで、銀がどんどんイギリスから中国へと
流れていきました。完全な片貿易です。
そこでイギリス人はインドで生産していたアヘンを中国に売りつけ、
アヘン戦争が勃発するんですね。
一方で、「イギリス領のインドでお茶が出来ないか?」「自ら茶園
を作ろう」という機運も盛り上がってきます。
ただ、インドを支配していたイギリスの東インド会社は、中国貿易
を独占していましたから、中国茶貿易の阻害要因となる、インドの
茶園開発には消極的でした。
そこへ構造改革の波が....。
この辺りは昔も今も同じですね。^^;
1833年、東インド会社の中国茶貿易の独占が廃止されます。
ここに、インド総督のベンティングは茶業委員会を作って中国から
お茶の種を輸入させ、インド各地に指令を発し、茶園開発の最適地
を探させました。
1834年マッキントッシュ社(パソコン会社ではありません。^^;)
のゴードンが中国に派遣され、上質の茶を生産出来る茶樹の種だけ
を集め、製造技術収集をし、中国の優秀な製茶技術者の獲得にのり
だします。
この前、1823年、イギリス人ロバート・ブルースは、アッサム
奥地でジュンポー族がお茶を作って利用していることを聞き、茶樹
とその種を採取するように依頼します。ただそれを果たさずに亡く
なってしまいました。翌年(翌々年?)弟のチャールズAブルースが
それを入手して、アッサム総督代理のデービッド・スコットに送り、
カルカッタ植物園長のウォーリッチ博士の鑑定を受けているのです
が、、茶樹が葉の大きなアッサム種だったために、この時は同じ茶
樹だとは認めて貰えませんでした。
でも、1833年の茶業委員会の指示を受けて、当時のアッサム総
督代理のジェンキンスは、茶の葉と、種と、製茶したお茶をウォー
リッチ博士の元へ、再度送ったんですね。
今度はウォーリッチ博士もそれを「お茶」だと認め、ブルースのアッ
サム種の発見が、正式に認められることとなったのです。
ここに来て、アッサムがお茶栽培の最適地だという認識が高まり、
調査のためにウォーリッチ博士らがアッサムに派遣されます。
アッサムの自生の茶樹でお茶を作るか?
それとも千年を超える歴史を持った中国の茶樹でお茶を作るか?
東インド会社は、実績を持った優秀な中国の茶樹を重視しました。
中国から輸入されたお茶の種は、カルカッタ植物園で苗木に育てら
れ、アッサム、クマオン、ニルギリに送られます。
(この当時、ダージリンはまだインド領ではありませんでした。)
クマオンでは育ったものの、ニルギリでは全滅。
アッサムの茶樹は、最初サディアに植えられたのですが、砂地のた
めうまく育たず、当時軍の司令部が有ったジャイプールに移植され、
なんとか生き延びています。
それは、どんな茶樹だったと思いますか?
東インド会社が中国で集めた茶樹は、実はこんな茶樹なんです。
http://liyn-an.com/india/Image4.jpg
これは、2001年に私がアッサムのジャイプール茶園まで行って
写してきた茶樹の写真です。
ここには、その証明として、ブルースやウォーリッチの名前が残る
1834年に中国から輸入した茶樹である碑が残されています。
http://liyn-an.com/india/Image5.jpg
この中国から輸入した茶樹の葉で作った紅茶って、いったいどんな
紅茶だったのでしょうか。どんな味がしたのでしょうか。
1838年5月、ブルースは8箱(重量350ポンド)のお茶をロン
ドンに送ります。翌年オークションにかけられたこのお茶は非常な
高価な価格で落札され、ここにアッサム紅茶、インド紅茶、いや、
イギリス人自身による、イギリス人のための、イギリス帝国紅茶の
歴史が始まったのです。
もっとも、この時、中国から輸入した茶樹は、まだ茶摘みをするほ
どに育っておらず、アッサムに自生している茶樹の葉を取って製茶
された紅茶だったそうです。
でも、そのことでアッサム種の優秀さが証明され、今アッサムでは
アッサム種の茶樹栽培が中心となっていきます。
一方、ダージリンは1835年、シッキム王国(現在はインド・シッ
キム州)から委譲され、イギリス人の避暑地として発展していきます。
ここに最初にお茶の種を蒔いたのは、Aキャンベル博士。
彼は1841年、クマオンから持ってきた中国種の種を自宅の庭に
蒔いたのだそうです。
そしてダージリンの商業的な紅茶の生産は、1852〜3年頃のこ
ととなります。
インドの、もう一つの紅茶産地、ニルギリ。
ここは、1854年、マン氏が、クーヌールの町の近くで、当時、
さび病に冒されていたコーヒーの代わりの作物として茶園を開発し
ました。
その茶園が、リンアンでも扱っているクーヌール茶園なんですね。
こうやって、イギリス人がインド各地でお茶の栽培を始め、世界最
大の紅茶生産国インドの茶業が始まっていったのです。
最後に、この中国から輸入した茶樹の碑の写真の、左側が、ジャイ
プール茶園の現在のオーナーのディレンドラクマール氏、右側は、
茶園マネージャーのサッカー氏です。
http://liyn-an.com/india/Image3.jpg
真ん中はぁ....。誰だ。^^;
参考:
アッサム紅茶文化史 松下智 著 雄山閣出版 ISBN:4639016557
ティオークションドットコム(英文)
http://www.teauction.com/home/heritage.asp
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| ◆ 11月1日は『 紅茶の日 』===> スコーン食べ放題! ◆ |
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11月1日は『紅茶の日』
日本人で最初に紅茶を飲んだのは、大黒屋光太夫...。
ではありません。たぶん。^^;
よく皆さんが間違えるんですよね。これ。
遭難してロシアに流れ着いたのは、大黒屋光太夫が最初ではなく、
それ以前にも多くの漁師や船乗り達がアリューシャン列島などに流
れ着いて、首都のペテルブルグまでたどり着いて、日本語学校まで
出来ています。
でも、大黒屋光太夫ほど、ロシアの上流社会、王族の間にまで入り
込んだ日本人はいません。
そこで、 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
「たぶん、日本人で最初に公式のティーパーティーに招かれたのは、
きっと、大黒屋光太夫だろうなぁ....?」と制定されたのが、この
紅茶の日なんです。
それが、11月だったのか?
招かれたかどうなのかも判っていませんから、11月だったかどう
かも判りません。m(_ _:)m
でも、時の皇帝エカテリーナ2世に謁見したのは6月ですが、9月
に帰国を許され、11月にはエカテリーナ2世から直々にお土産を
頂いているのですから、公式のティーパーティーに出たとすれば、
11月...。^^;
まぁ、詳しいことは歴史家に任せておいて、とにかく紅茶の日を
お祝いしましょう。
ということで、今年の紅茶の日、11月1日は、
『スコーン食べ放題!』 (尾張旭本店)
クリームティーセット(スコーンと紅茶のセット)をご注文いただい
た方は、スコーンのお代り自由とさせていただきます。
ただし、完売時点で終了とさせていただきますので、お早めにお越
しくださいね。
クリームティーセットご注文の方に限りますから、もちろんジュー
スとスコーンの組み合わせではダメですよ。
オンライン版『紅茶の日』
こちらは、今、でっかいイベントを計画中です。
大きすぎて、紅茶の日に間に合うか?
それが最大の問題ですが、とにかく楽しみにしていてくださいね。
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| ◆ タルトタタン教室 11月8日 参加者 追加募集中 ◆ |
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1年近くお休みしていた リンアンケーキ教室ですが、タルトタタン
教室から再開させていただきます。
実は、ケーキ部長発のメルマガ「私が マ・ダ・ム」でお知らせして、
ケーキサイトで告知しておりまして、もう満席
http://liyn-an.com/tea_room/cake/
なんですが、「私も参加したい!」という声が有りまして、追加の募
集をしております。
この追加募集は、5名以上のお申し込みが有った場合にのみ、
実施となり、開催されない場合がございます。
その点だけ、ご了承くださいね。
内 容 :タルトタタン
日 時 :11/8(月)19:00〜21:00
定 員 :8名 (5名以上の参加希望で開催します)
参加費:14,000円
タタン型(銅製18cm上代\12,800-)、紅玉5個 付
お申し込みは、お電話で。 0561-53-8403
定休日、夜間、早朝などでも、出来る限り電話には出る予定ですが、
出ることが出来ない場合が有りますので、ご了承ください。
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| ◆ Liyn-an Tea Club 参加者募集 10/25 紅茶とケーキの相性◆ |
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たくさんのケーキと、何種類もの紅茶を飲み比べ、食べ比べ。
そんな事を試してみるのが今回の Liyn-an Tea Club です。
前号でもお知らせしましたが、まだ若干余裕がありますので
再度、お知らせいたします。
■ 第23回Liyn-an Tea Club ■
期日 平成16年10月25日(月曜日)
時間 19:00〜21:00
テーマ 「お菓子と紅茶のペアリング」
参加費 \1000-
定員 18名
申し込み http://liyn-an.com/tea_club/regist.html
↑
今回は、専用フォームでのお申し込みとさせていただきますね。
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編集後記
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実は昨日、名古屋空港で、インドからの紅茶の通関をしてきました。
普通なら「アッサムからの紅茶が入荷しましたぁ!」と大きく書くの
ですが、今回はちょっと慎重に準備してから販売開始したいので、
次号で詳しくお知らせしますね。
どんな紅茶か....。
「とんでもない紅茶」 とだけ、言っておきましょう。^^;
今日は台風、その紅茶の販売準備と、オンラインショップリニュー
アルに全力を注ぎ込みます。
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責任編集:堀田信幸 有限会社リンアン
488-0837愛知県尾張旭市庄中町鳥居1820
TEL 0561-53-8403 FAX 0561-53-8405
http://www.Liyn-an.com/
E-mail info@Liyn-an.com
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