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TITLE: Liyn-an Tea Club No.15 ミルクティー編・水の硬度と紅茶の美味しい関係
DATE : 2003-04-26 03:09:21
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◆ 紅茶の実験室 ☆ Liyn-an Tea Club ◆
No.15 2003.4.26
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TOPICS 1:第14回 Liyn-an Tea Club 結果報告
水の硬度と紅茶の美味しい関係 ミルクティー編
TOPICS 2:第15回 Liyn-an Tea Club のお知らせ
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鉄は熱いうちに打て! が、モットーなんですが、忙しいとつい。^^;
m(_ _;)m
でも、頑張って書きますね。
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TOPICS 1:第14回 Liyn-an Tea Club 結果報告
水の硬度と紅茶の美味しい関係 ミルクティー編
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4月7日、8名の参加で、Liyn-an Tea Club を開催しました。
テーマは先月に続いて「水の硬度と紅茶の美味しい関係」
なんですが、今回は、ミルクティー編。
前回、ストレートで飲んだ場合は、
ディンブラ、アッサムは、硬度75度の水で淹れた紅茶が
好まれるようで、ダージリンは硬度150度付近がいい。
という結果でしたよね。
そして、推定として、
「ボディーのしっかりしたアッサムやディンブラは、低い硬度でも
しっかりした味になるけど、ダージリンなどはボディーをしっか
りさせるために硬度の高い水の方が良いのではないか。」
という推定がされました。
「ならば、もっとしっかりとしたボディーを必要とするミルクティー
には、もっと硬度の高い水が合うのではないか?」
という疑問がでてきました。
もしそうで有れば、イギリス人が「紅茶は硬水で淹れるから美味し
い。」と言うのも、「ミルクティーを基本としているから、イギリ
ス人は硬水で淹れた紅茶を好む」という推定を導けそうです。
その検証のために、今回は前回と同じ実験を、ミルクティーでして
みました。
さて、使った水は、前回のストレートティーと同じ硬度ゼロの「森
永・優しい赤ちゃんの水」と、硬度1551度の「コントレックス」を
ブレンドして作り出した6種類の硬度の水です。
使った水 ブレンド比率
硬度 コントレックス 赤ちゃんの水
30度 2% 98%
75度 5% 95%
150度 10% 90%
300度 19% 81%
750度 48% 52%
1551度 100% 0%
使った茶葉も、前回と同じ、以下の茶葉です。
スリランカ ディンブラ ラデラ茶園
インド ダージリン キャッスルトン茶園(セカンドフラッシュ)
インド アッサム ジャイプール茶園(セカンドフラッシュOP)
抽出方法ですが、基本的な淹れ方は前回と同じなんですが、茶葉の
量だけ違って、ミルクティー用に前回の倍の量の茶葉「8g」を使
いました。
具体的な淹れ方は、
ポットはいっぱいの熱湯で充分に温め、8gの茶葉を400ccの熱
湯で淹れました。抽出時間はディンブラ、アッサムが3分、ダージ
リンが4分です。
ここでもうひとつ問題になるのは、ミルクの量をどれだけにするか。
本来なら、それぞれの茶葉毎に最適なミルクの量を決めて、そのミ
ルクの量でミルクティーを作って比べるべきなのですが、それをし
ているとなかなか前に進みません。^^;
ということで、今回は「皆さんが美味しいと思う量のミルクを入れ
て飲み比べてください。」と言うことにしました。
ですから、「アッサムはミルクに負けないからミルクをたくさん。
ダージリンはミルクに負けちゃうから少なめに。」というように、
茶葉によってミルクの量を変えた方もいらっしゃいます。
評価方法は前回と同じく、
一番好き=1、 2番目に好き=2 ・・・・・ 一番嫌い=6
ここで「2番と3番と、どっちもどっちだなぁ」という場合は、2.5
という点数をつけていただきました。
さて、その結果は?
硬度\参加No.1 2 3 4 5 6 7 8 平均 順位
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ディンブラ
30 6 5 4 3.5 6 5.5 6 6 5.3 6
75 4 4 2 5 4.5 5.5 4.5 5 4.3 4
150 2.5 3 1 6 2.5 3 2.5 3.5 3.0 3
300 1 1 3 3.5 1 1 1 1 1.6 1
750 2.5 2 5 1.5 2.5 2 2.5 2 2.5 2
1551 5 6 6 1.5 4.5 4 4.5 3.5 4.4 5
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ダージリン
30 5.5 4.5 3.5 5 4 4 5.5 4 4.5 5
75 3.5 4.5 3.5 2.5 4 3 2.5 2.5 3.3 3
150 2 2 3.5 1 2 1.5 1 1 1.8 1
300 1 1 3.5 2.5 1 1.5 2.5 2.5 1.9 2
750 3.5 3 3.5 5 4 5.5 4 5 4.2 4
1551 5.5 6 3.5 5 6 5.5 5.5 6 5.4 6
-------------------------------------------------------------
アッサム
30 5.5 5 6 5.5 5 6 6 6 5.6 6
75 2.5 1.5 5 5.5 3.5 2.5 1 4.5 3.3 4
150 1 3.5 2 4 2 1 2 4.5 2.5 2
300 2.5 3.5 1 1.5 1 2.5 3 1.5 2.1 1
750 4 1.5 4 1.5 3.5 4 4 1.5 3.0 3
1551 5.5 6 3 3 6 5 5 3 4.6 5
-------------------------------------------------------------
わくわくするような結果がでましたね。^^;
前回のストレートティーの場合と、並べて比較してみましょう。
硬度 \ 好まれる順位
--------------------------------------
ディンブラ・ストレート VS ミルクティー
30 4 6
75 1 4
150 2 3
300 3 1
750 5 2
1551 6 5
--------------------------------------
ダージリン・ストレート VS ミルクティー
30 4 5
75 2 3
150 1 1
300 3 2
750 5 4
1551 6 6
--------------------------------------
アッサム ・ストレート VS ミルクティー
30 2 6
75 1 4
150 3 2
300 4 1
750 5 3
1551 6 5
--------------------------------------
アッサム、ディンブラなど、ミルクティーにして美味しい紅茶は、
ストレートの場合、硬度75度の軟水が1番だったのに、ミルクティー
では、硬度300度の硬水が好まれる傾向がはっきりとでました。
ダージリンの場合、ストレートでもミルクティーでも、同じ150
度の水が好まれるようですね。
では、この結果を、前回と同じようにグラフで見てみましょう。
http://liyn-an.com/tea_club/15/graph.gif
ここで緑の線が ディンブラ、
オレンジの線が ダージリン、
茶色の線が アッサム です。
そして「●」 がストレートティーの場合、
「×」 が、ミルクティーの場合です。
こうやってグラフ化すると、ダージリンでもミルクティーの場合は、
若干硬度の高い水が好まれることが判りますね。
でも、結果的に、ミルクティーに向く、ボディーの強い紅茶は、ス
トレートで飲む場合、軟水で淹れた方が美味しく、ミルクティーで
飲む場合は、硬度300度くらいの硬水で淹れた方が美味しいと言
えそうです。
そして、ダージリンなどの醗酵度が浅く、ストレート向きの紅茶の
場合は、変化が少なく150度くらいの硬度の水が向きそうです。
というか、もともとダージリンはミルクティーには向きません。
ただ、もっと、もっと濃く淹れれば、傾向がはっきりして、ミルク
ティーに向く水の硬度がはっきり判ったかもしれませんね。
今回、参加者の方々は、どちらかと言えばストレートティーが好き
で、ミルクティーは殆ど飲まない方が多かったのです。中には、
「牛乳は、それだけでは飲めない。」という方もいらっしゃいます。
「牛乳はそれだけでは飲めないけど、ミルクティーは好き。」とい
う方もいらっしゃいますが。^^;
そういう方々の中での実験でしたが、「ストレートでは、硬度1551
度の水で淹れた紅茶は飲めなかったけど、ミルクティーにしたら、
そこそこ飲めてしまった。」という意見が印象的でした。
「ミルクティーとストレートの紅茶では、求める物が違って、別の
飲み物」という意見に、みなさん頷いていらっしゃいました。
イギリス人が「紅茶は硬水で淹れなければ美味しくない。」と言う
理由が判ったような気がしますね。
イギリスでは基本的にミルクティーだから、イギリスで紅茶にはまっ
た方々は、「硬水で淹れた紅茶の方が好きだ。」ということなんで
しょうね。
そして、「ストレートでは、硬度1551度の水で淹れた紅茶は飲めな
かったけど、ミルクティーにしたら、そこそこ飲めてしまった。」
と言う意見は、紅茶がイギリスで国民的飲料になったひとつの理由
を物語っているのかもしれません。
紅茶が普及する以前、イギリスの国民的飲料は、ビールの一種の
「エール」でした。麦を発芽させ、それを醗酵させてエールを作る
のは、家庭の主婦の大事な役目でした。
水の硬度が高くて、そのままでは飲めないイギリスでは、大人から
子供まで、いつも朝からエールを飲んでいたのです。当然、みんな
酔っ払います。^^;
それが社会問題にもなっていました。
そこに現れたのが、硬水を飲める飲み物に変えてしまう紅茶!
だからイギリスでは、紅茶が国民的飲料となったのでしょうね。
そして、その硬水で淹れた紅茶は、ミルクティーで飲んだ方が美味
しい。ということで、イギリスではミルクティーが基本となった。
といった推定が出来そうです。
いやぁ、イギリス人がミルクティーを好む理由まで、判ってしまっ
たような気がします。本当に楽しい実験でした。
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TOPICS 2:第15回 Liyn-an Tea Club のお知らせ
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さて、次回は抽出温度によって、紅茶の美味しさにどんな変化がで
るのか、を実験してみます。
一般に、「紅茶は高温で淹れる方が美味しい」と言われています。
でも、本当にそうでしょうか。
ダージリンやヌワラエリアなどは、ちょっと温度を下げて抽出した
方が美味しいような気もしています。
本当は、どんな茶葉が、どんな温度で淹れると美味しいのか、その
謎に迫りましょう。
■ 第15回Liyn-an Tea Club ■
期日 平成15年5月12日(月曜日)
時間 19:00〜21:00
テーマ 「抽出温度による紅茶の違い」
参加費 \1500-
定員 8名
申し込み 電話:0561-53-8403 (11:00〜19:30)
E-Mail info@Liyn-an.com
お申し込みは、お電話を優先となる場合があります
ので、ご了承ください。
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責任編集:堀田信幸 有限会社リンアン
488-0837 愛知県 尾張旭 市庄中町 鳥居1820
TEL 0561-53-8403 FAX 0561-53-8405
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