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これは、2000年1月29日から2月5日の、スリランカの茶園の旅の記録です。 |
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2000/2/15〜6/10 にかけて、『 紅茶通信 ☆ Liyn-an TEA TIMES 』に掲載した文章です。 | スリランカ茶園ツアー その18 (最終回) ---------------------------------------------------- 明けて翌日、インディペンデンスデー独立記念日です。コロンボは やばい(^^;;。警備は厳重ですから、爆弾に遭う可能性自体は低いの ですが、殆どのお店はお休み、どこへ行っても検問に引っかかる可 能性も高いです。 コロンボには入らない方が正解。と言うことで、 ここはもう、トローリングにでも出ようという話にはなっていたの ですがぁ...。どうも空模様が妖しい。とりあえず、ホテルの近くの ローハンの家へお邪魔することになりました。 カールトン茶園のオーナーのローハンは、生家は茶園の近く、ウバ の中心地、バンダラベラに有るんですが、普段は、ここ、マウント ラビニアに住んでいるんです。 スリランカはどこへ行っても、まず、お茶(^^)v。ここでもお茶でお もてなしをしていただきました。 ふと見ると、カップには、「HR」のロゴマークが。「ローハン、 これローハンのイニシャルだよね。作ったの?」と聞くと、「いい だろう。」「少しの数でも作ってくれるんだ。ホッタサーンも作っ たらどう?。」って。そりゃ、欲しいですが、出来ればノリタケで 作りたい(^^;;。アッ、いや、ナルミも、サンゴーも、ニッコーも、 ホヤも、それからぁ...。日本のボーンチャイナのメーカーは、み んないいですよ(^^;;;。 ここでも、「今日はどうしよう。」と、言っていたのですが、ロー ハンの奥さんのお母さんから、「それじゃぁ、うちへおいでよ。」 とお誘いがかかりました。 実は、お母さんは、スリランカ一番の照明の会社の社長なんです。 スリランカの五つ星ホテルの多くが、お母さんの会社の照明を使っ ているんですよ。 家には、珍しい白いお猿さんなんかもいます。ほかにも犬が何匹か 飼われています。 ご自宅も凄いですね。一つ一つは、日本の普通の家庭の方がいいの ですが、ゆったりとして、時間や空間の使い方が実に優雅。まさに 文化の違いですね。 トローリングに出なかったのは大正解!、突然カミナリが鳴り始め バケツをひっくり返したような大雨に(^^;。行っていたら、ずぶ濡 れのまま、日本に帰ることになりそうでした。 ふと、向こうの部屋を見ると、ティーボイラーが有ります。 「ま、まさか!」 実は、2年前に、お母さんの会社に、ティーボイラーを特注してい たのです。普通は炭でお湯を沸かすのですが、電熱線を仕込んで、 電気で沸かせるようにした特注品なんです。開店までに間に合わせ ていただく予定で注文したのですがぁ。そ、それがぁ、2年たって 、やっと、目の前に(^^;;;。 で、でも、でかい!。想像より、遥かにでかい!。悩んじゃいまし た。持って帰るべきか。 当然、持って帰れるわけはなく、送っていただくのですが(^^;。 「私の所は、これくらいでも良いですから、これは私が引き取って もう少しちいさい物を。」という、村上さんの言葉に、もう少し小 さい物をお願いしてきました。 でも、この、電熱のティーボイラーは、案外好評で、あちらこちら のホテルから、引き合いが有るんだそうです。 もし、スリランカへ出かけられて、電熱タイプのティーボイラーを 見かけたら、それは私のアイデアで、ローハンのお母さんの会社で 作った物です(^^;;。 しばらくしたて、お昼をごちそうになりました。 スリランカの定番のカレーです。もう、飽きた方もいらっしゃった かもしれませんが、私は大好きですね。なんの具だったか、とてつ もなく辛いカレーも有りました(^^;;。 食事も済んで、お茶を飲みながら話していると、いつの間にか 「Tea Celemony」の話になっていました。2年前にもここで茶の湯 を披露したのですが、やっぱり、リクエストされてしまいました。 もう、これからは、茶の湯道具一式は、私にとって、必須のスリラ ンカアイテムですね(^^;;。 ちょうど、遊びに来ていたローハンの奥さんのお友達も、「何?、 これは?、これもお茶???」と言うような顔で、飲まれていまし たねぇ。でも、興味だけはしっかりあるようです。 茶の湯も終わって、道具一式をトランクに仕舞って、ふと気づくと 女性陣が1人足りない(--;;。どこへ行ってしまったんだろう?と、 思っていると、なんと、綺麗なサリーを着て、ご登場!。なんて美 しい!。 さっそく、撮影会に早変わり!。あのばかでかいティーボイラーを 持ち出して、傍らに立たせたり、座らせたり。ティーカップを持た せたり。実に様になっています。「これ、スリランカの紅茶のキャ ンペーンのポスターに使えるよ。」ほんと、そんな感じなんです。
神戸で紅茶の店を始める予定の黒川さんと、ティーボイラー(^^;「わ、私はぁ〜〜。」と言っていた、ほかの女性陣も、お母さんに 乗せられて、ついに全員並んでの撮影会となりました。話を聞いて いると、「これはどう?、じゃぁこれは?。これにしようね。と、 着せながら、でも、こちらもね。」と、出てくる、出てくる。凄い 量のサリーです。 なんと、持っているのは約200枚。それも、お金持ちですから、 みんな素晴らしいんですよね。 昔は、ファッション関係の仕事もしていたそうで、選ぶセンスがま た素晴らしい。多くのサリーの中から、やはり、顔や体型にぴった りと合ったサリーを選ぶんですね。ほんと、みなさん似合っていま した。 そんなこんな、撮影会をしたり、お茶を飲んだり、話をしたり、丸 一日、遊ばせていただいちゃいました。そして、夕食までご馳走に なってしまった(^^;;。 夕食が近づいた頃、また、女性陣が1人いない(^^;;。なんと、今 度はキッチンで、ホッパーの作り方を教えていただいていたんです。 =♯♪ チャンチャカチャカチャカチャンチャンチャン ♪♭= さて、今日のスリランカ料理のお時間です。今日はホッパーを作り ましょう。 まず、お米の粉に小麦粉を小麦粉を加えます。塩を少々、そしてコ コナッツミルクと、ココナッツジュースを入れて、かき混ぜて、一 晩寝かせましょう。 はい、一晩寝かせた物がここにあります。さ、これを焼きますよぉ。 焼くお鍋は、ホッパー専用のこのお鍋。まるで、鉄で出来た丼です ね(^^;;。さて、このお鍋をよ〜〜く、熱しておいて、油を敷きま す。油はたっぷりと敷いてくださいね。 一晩寝かせたホッパーの素をお玉でひとすくい。熱い お鍋に入れま す。 ほらほら、のんびり見てちゃダメ! そこのペンチでお鍋を回すの!。 ホッパーの素が、お鍋全体に回るように回すのよ。 ほら、焼けたでしょ。ほらほら、次、焼いて、焼いて。 なんて感じでも無いのですが(^^;;、 m(_ _;)m ホッパーの作り 方を教えていただきました。 このホッパー、どうやって食べるのかというと、この中にカレーや ココナッツとか、いろいろな具を入れて、包み込んで食べるんです。 丼のように焼き上げたホッパーは、実に具を包みやすい。感心し てしまいます。 具次第では、ファーストフードとして、フランチャイズ展開も出来 そうですね。フランチャイズご希望の方は、メールで私までご連絡 ください。.........なんて、乗り過ぎですね。m(_ _;)m 食後のチョコレートのプディングが、これまた美味しい。しっかり とお代わりしてしまいました。 結局、お母さんの所で丸一日、遊ばせていただきました。いよいよ 、スリランカを離れる時間が近づいてきました。お母さんにしっか りお礼を言って、再訪を約束して車に乗り込みました。 マウントラビニアから、コロンボの空港までは、コロンボ市内を通 り抜けて北へ走る事になります。もう、さすがに市内には、検問は ありませんでした。しかし、空港に近づくにつれて、兵士の姿が多 くなります。 空港に敷地内に入るだけでも、自動小銃を構えた兵士の検問で、身 分証明書をチェックされます。私たちは、一目で外国人と判ります から、そんなには厳しくないのですが、一応、パスポートだけは準 備しました。 検問を通り、空港の建物の前に着きます。ここから先は、パスポー トと、搭乗券が無ければ、入ることも出来ません。さすがは、内戦 をしている国です。この厳しいチェックのおかげで、安心して飛行 機に乗れるのですね。 いよいよ、お世話になったローハンともお別れです。この数日間、 茶園の仕事も、花屋の仕事も人に任せて、私たちの旅行に付き合っ てくれました。ハンターナに泊まれたのも、ラデラに泊まれたのも 、そして、日本人が殆ど訪れることさえ無い、スリランカで一番素 晴らしいエステートバンガローのアイスラビーに泊まれたのも、す べて、このローハンが手配してくれたからです。感謝しても感謝し きれるものではありません。 こういう風に親切にしていただくからこそ、「スリランカのお茶を 売ってあげよう。」と、思うのですね。固い固い握手をして、再訪 を約束して分かれました。 検問を通って、建物に入ります。出国の前に、荷物の検査がありま す。他の国では経験したことがないのですが、エックス線や、金属 探知機だけでなく、トランクもすべて開けて調べられます。珍しく ほぼ満席だったせいもあり、チェックに時間がかかります。やっと 順番が来て、開けたトランクの中を見て、隣のドイツの人が吹き出 しました。だって、サンプルの紅茶が、めいっぱい詰まっていたん ですから(^^;;;。 無事、出国手続きも済んで、出発ロビーです。さすがに一国を代表 する空港のロビーですから、綺麗で、デューティーフリーショップ もあります。 残ったスリランカルピーでお土産を、と、思うのですが、ここでは、 ルピーが使えません。外貨でないと買い物が出来ないのです。少し でも外貨を稼ごうと言う事なんでしょうか。しかも、札しか使えな い(^^;;。お土産にはやっぱりアラック。これが一番ですね。アラッ クとチョコレートを少し。お釣りはぁ。チョコでくれました。(~~;; 残ったルピーは、ここのロビーの銀行で、ドルに替えてくれます。 (ただし、最初に両替した証明書がないと、替えることが出来ませ ん。)でも、結局、誰も替えませんでした。 みんな、「又、来ますから。」ですって。(^^;;;; 独立記念日の直後とあって、前回より、チェックが厳重です。荷物 も、倉庫まで確認に行きます。自分の荷物が有ることを確認して、 やっとバスに乗り込みました。 タラップを上がり、ベルトを締めて、飛行機は滑走路へと進みます。 いよいよ楽しかったスリランカともお別れです。走り出した飛行機 は、グイっと機首を上げて、スリランカの夜空へと、吸い込まれて いきます。 キャンディーの町を見下ろしながら、ロニーの顔が、白城さんとロ ナルドの顔が、ラデラのラルー、マタカレーのサマン、アイスラビ ーのティラーク、ドライバーのスニル、ローハンのお母さん、そし て何より、ローハンの顔が浮かびます。 ありがとう、みんな。 そして、ありがとう! スリランカ。 また、絶対に行くからね。 =完= |